就活ハウツー
自己PR動画の提出を求める企業も増えている!
従来の履歴書やエントリーシートの提出に加えて、「自己PR動画」の提出を求める企業が増えてきました。中には、自己PR動画を一次面接の代わりにする企業もあります。
今後増えてくる動画での自己PR提出。残念なパターンに陥らないように事前に対策をしましょう!
残念な自己PR動画パターン集
残念な自己PR動画1:雑音がすごい
自己PRの内容結構いいこと言っていそうな学生だな・・・でも、雑音すごくて何を言っているか聞き取りづらい・・・。
スマホで撮影することが多いと思いますが、マイクは意外と周囲の音を拾っています。窓を開けて撮影する、周囲に人がいる等、雑音が入りそうな場所で撮影をしないようにしましょう。
また、マイクを使うと周囲の音を拾いづらくなるので、マイクを準備してもよいでしょう。
残念な自己PR動画2:めっちゃ暗い
すごい笑顔で話してくれているんだけど、映像が暗くて、ホラー映像みたいになっている・・・。
明るい室内で撮影しましょう!ベストは自然光です。
また、逆光は顔が暗く見えてしまう原因ですので、光は自分の背後からではなく、正面から当たるようにしましょう。
撮影用の照明機材も、最近は安価で手に入れることもできますので、できれば準備しておきましょう。もし、照明が手に入らない場合は、顔の下に白い紙等を置いてみてください。リフレクターの役割をして、顔が多少明るく映ります!
残念な自己PR動画3:映像がブレブレ
映像がブレブレ・・・臨場感あふれすぎて、見ている面接官も酔っちゃいそう・・・。
自分の手で持って撮影するのはやめましょう!自分が思っているより手振れは起こっています。また、手振れに注意したり、撮影機材を持っている手が疲れてしまったときに、肝心の話に集中できなくなってしまうかもしれません。
三脚など固定できるものを準備をしておきましょう。スマホ用の三脚であれば、100円ショップなどで安価に手に入れることができます。
残念な自己PR動画4:無表情?
え?怒ってる?無表情?
動画では、対面よりも表情や動作が伝わりにくくなります。
表情や動作は、普段の1.5倍で行いましょう!また、自己PRでは表情の変化も重要です。話の内容の感情に合わせて、嬉しい話をしているときは、嬉しい表情を、悔しい話をしているときは、悔しい表情を。決意を話しているときは、まじめな表情をするようにしましょう。
また、目線はカメラのレンズです。画面を見てしまうとうつむいているように写ってしまいます。スマホの場合は、内カメラよりも画質の良いことの多い外カメラを使うと良いでしょう。画面が見えないので、目線が下がってしまうことの対策にもなります。
パターン2で解説した明るさも印象に関わってきますので、一緒に確認しておきましょう!
残念な自己PR動画5:声が小さすぎて何を言っているかわからない
音量最大にしても蚊の鳴くような声・・・
表情と同じく、動画では声の大きさも普段の1.5倍で行いましょう!
はきはきと元気よく話しましょう。外付けのマイクを使用している場合は、クリアに声のみ拾いますが、スマホの内臓マイク等を使用する場合は、しっかりとマイクに向かって声を飛ばすようにしましょう。
よくあるのが、カンペを見るために少しうつむいた時や、身振り手振りをしたときに横を向いてしまった時など、マイクが音を拾わず、ところどころ音が小さくなってしまっている状態です。
カンペの確認・身振り・手振りはしてもかまいませんが、話をしているときはしっかりカメラのマイクに向かって話すようにします。
残念な自己PR動画6:この学生、何話していたっけ?
すごく印象の良いPR動画を作成していましたが、結論この学生は何を話していたっけ?
熱く語る余り、自己PRの内容が伝わりづらいものになっていませんか?自己PRの基本は「PREP法」を使って、簡潔に、わかりやすくです。
伝わる自己PRの作り方は、別の記事で紹介していますのでご覧ください。
自己PR動画をチャンスにしよう!
自己PR動画の提出を求められたら、チャンスだと思いましょう!
よくある残念なパターンをきちんと対処して、自分の納得のいく動画が撮影できるまで、何度も撮り直しましょう。
企業から動画提出を求められたときに、慌てないように、事前に機材や環境は整えておいて、まずは1本自己PR動画を作成してみましょう。
必ず撮影した動画をチェックして、自分が面接官だったらこの学生を採用したいと思うか?という視点で見直してみてください。
客観的に自分の面接の姿を見ることはなかなかないので、この機会に良い印象を作る練習をしておきましょう!