就活ハウツー
【2021卒版】新型コロナウイルスの影響による就活のWeb化
2021年卒の就職活動は新型コロナウイルスの影響で大きく変化しました。多くの企業がWeb面接を取り入れています。
Web面接の基本のポイントを8つご紹介します。
ポイント①機器の準備
使用するデバイス
使用するデバイスですが、なるべくPCを準備しましょう。スマホやタブレットを使用するのはダメではありませんが、カメラの写りなどの理由から、PCが好ましいでしょう。
スマホやタブレットを使用する場合は、スタンドや三脚、台等を使って、高さや画面の固定をするようにしましょう。
自身のPCを持っていない場合は、大学などのPCを使用するのもおすすめです。
インターネット環境
インターネット環境は非常に重要です。Wi-Fiを利用する場合、回線状況によって遅延や切断の可能性があります。もし、回線の調子が悪い場合は、優先LANで接続してインターネット回線を安定させましょう。
スマホを使用する場合は、安定しているWi-Fiに接続するか、4G回線だと安心です。
マイク
タブレットやスマホはほとんどの場合問題が起こりませんが、PCにマイクが内蔵されていない場合があります。マイク付きイヤホンを利用したり、別でマイクを購入する必要があります。
また、音量や音質も事前にチェックをしておきましょう。
スピーカー
事前に音量を調整しておきましょう。PCのスピーカーでは音量が小さく聞き取りづらかったり、面接をする環境によってはイヤホンの法が聞き取りやすい場合があります。スピーカーとイヤホンどちらでも対応できるようにイヤホンも準備しておくと安心です。
カメラ
PCにカメラが内蔵されていない場合は、外付けカメラを用意する必要があります。説明会ではカメラを使用しなくてよいケースも多いですが、面接ではカメラを使用します。必ずカメラは使用できる状態にしておきましょう。
また、明るさや角度も非常に重要です。後述の周辺環境を参考にチェックしてみてください。
ポイント②周辺環境
周囲の音や背景に移る映像は、自分が思っている以上に面接官に伝わっています。また、PCの動作が遅くなったり、面接中に何かしらの邪魔が入ってしまうと、あなた自身も面接に集中できず100%の力を発揮することができなくなるでしょう。
想定外の辞退がなるべく起こらないように、しっかりと周辺環境も整えましょう。
雑音は入っていませんか?
家の周りで工事をしていたり、交通量が多いところに住んでいる方は特に注意です。外の音が騒がしいようであれば、面接中は窓を締めて、なるべく音が入らないようにしましょう。
また、集音性の高いマイクだと、息のかかる音や服の擦れる音など、ちょっとした音も拾います。自分の使用するマイクがどれくらい音を拾うか事前にチェックすると良いでしょう。
マイクの種類によっては、ノイズを減らす機能がついているものもあります。
携帯やPCの着信音や通知音は全てオフになっていますか?
メールやアプリの通知音だったり、面接中に電話がかかってくる可能性があります。面接中はなるべくオフにしておきましょう。機内モードにしておいても安心です。
また、PCに関しては、メール等の通知が自動で設定されていて、意図せずなってしまうケースも多いです。PC全体の通知設定をすることもできるので、事前に切り替えの仕方を調べておきましょう。
携帯のアラームは解除できていますか?
意外と見落としがちなのが携帯のアラームです。
これは、機内モードでも音が鳴ってしまいます。目覚ましアラームのスヌーズ機能の切り忘れ等も気を付けましょう。
PCやスマホの起動中のソフト、アプリはすべて終了していますか?
Web面接のときは、不要なソフトやアプリは「終了」しておきましょう。閉じるだけではアプリ等は起動した状態なので、「終了」するようにしましょう。
同時に複数のソフトやアプリを開いていると、デバイス自体が重くなり、Web面接ツールが落ちてしまったり、動きが遅くなってしまう場合があります。
宅配便などが来る予定はありませんか?
面接中に「ピンポーン」と宅配便などが来ないように、事前に予定しているものは時間指定を利用しましょう。
カメラに余計なものは写っていませんか?
カメラの背景に余計なものが写っていませんか?背景は壁だけがベストです。ですが、なかなか壁だけの背景を探すのは難しいです。
いろいろな生活用品が見える場合も、カメラに映る範囲はきちんと整理整頓をしておきましょう。
また、背景だけでなく手元や足元が映る場合もあるかもしれません。どこがカメラに写ってもよいように環境は整えておきましょう。
仮想背景機能も活用しましょう。
逆光になっていませんか?
写りをチェックしたときに、自分の顔が暗く映っていませんか?光は自分の正面から当てるようにしましょう。背景をカーテンにしている人は要注意です。窓からの光で顔が影になっているかもしれません。
明るさが足りない場合は、照明をつけたり、レフ版代わりに白い紙を顔の下に置くなどの対策をとりましょう。
カメラをのぞき込んだり見上げる角度になっていませんか?
カメラの位置ですが、目線の高さまであげましょう。高さが足りない場合は下に台を置いたり、スマホなどの場合は、三脚などを使用して、目線の高さまでカメラをもってきます。
ポイント③直前準備
Web面接と言えど、面接は面接。遅刻厳禁。つながらないなどのトラブルがないように、早めにセッティングをしておきましょう。
開始10分前にはログインしておく
最近は面接の担当者が許可をするまで面接会場に入れない機能等もあります。その場合はそのまま待ちましょう。
5分前にはスタンバイしておく
開始の5分前には、いつ面接が始まってもいいように、PC・スマホの前で待っておきましょう
開始時間に企業にメッセージを送る(説明会の場合)
チャットなどが使用できる場合は、開始したら企業に「よろしくお願いします」とメッセージを送りましょう。大事なアピールの場です!
企業の面接官がログインして面接スタート(面接の場合)
しっかりと挨拶をして、面接を始めましょう。
ポイント④アカウント
メールのアカウントと同じように、LINEやSNS系のWeb面接ツールを使う場合、企業にあなたのアカウントが見られています。個性を出しすぎないように注意しましょう。就活用にアカウントを準備するのもおすすめです。
アイコン画像、プロフィール画像
設定をしない、風景、無地、スーツの写真等にしておくと無難です。
アカウント名
漢字フルネームに設定しておきましょう。
プロフィール
志望業界、志望職種、志望企業などを記載する場合は注意しましょう。
ポイント⑤服装
画面越しとはいえ、実際に面接に行くのと同じように整えましょう。ネクタイの結び目や髪型など、身だしなみは対面の面接よりも見られやすくなります。一層気を付けましょう。
・上半身はスーツ、下半身は私服はNG
・女性は、メイクもきちんとしましょう
ポイント⑥面接に集中する
目線をそらしていたり、画面の外で別のことをやっていたりすると、面接官は意外と気づきます。自宅などで面接を受ける場合も、気をそらさずにしっかりと集中して臨みましょう。
・目線は画面ではなくカメラを見る
・カンペを見るのはOKですが、手元に置くと目線でバレます
・スマホの操作やPCで別の作業をしているのも意外と気づきます
・キーボードの音もマイクが拾ってしまうことがあるので、メモは手書きでとりましょう。
ポイント⑦トラブル対応
万全の準備をしていてもトラブルが起こることはあります。何があっても慌てず、冷静に対処するようにしましょう。スマートに対処することで、逆に好印象を与える場合もあります。あくまでもポジティブに捉えることが大切です。
事前にトラブルがあった場合の連絡先を聞いておこう!
Web面接は、デバイスの状態や回線の状況によって、スムーズに開始できるかどうか日によって変わります。また、使用するのがはじめてのツールのときは手間取ることもあるでしょう。何かのトラブルが起こったときは、すぐに企業に連絡をし、冷静に対応しましょう。
ポイント⑧面接対策
本質的には、対面の面接と変わりはありません。面接での評価のポイントは、「強みや価値観が自社とマッチするか」「意欲が高いか」です。対面での面接と同じように面接対策や練習を行っておきましょう。
しかし、Web面接を行う際には、下記の3点がおろそかになりがちです。いつも以上に意識して臨みましょう。
挨拶
面接会場と同じように元気に挨拶をしましょう。
表情
自宅でも、1人でも、スイッチを入れて笑顔で面接を受けましょう。
話し方
個室でも、周囲に人がいても、はきはきと話しましょう。
Web模擬面接での練習がおススメ!
1人で面接の練習をするだけでなく、友人等を模擬Web面接をするもおススメです。
模擬Web面接には下記のようなメリットがあります。
・Web特有の接続状況や回線速度をリアルに確認できる
・画面越しの会話に慣れることができる
・相手からどう見えているかを知ることができる
今後、Web面接は主流になる
アフターコロナでも、Web面接は主流になっていくでしょう。
就職活動ではもちろん、社会的にもリモートワークがこれからもっと導入されていくはずです。Webを使用したコミュニケーションがスムーズに取れるかどうかも、これから企業の評価に入ってくるかもしれません。